海外から帰国して、くすぶっている人は多い。 不況だし、政治は滅茶苦茶だし、家賃は高いし、街並みに美しさはないし、会社にはろくでもない上司ばかりだし、英語を使う機会はないし、毎日満員電車通勤だし、・・・。 そうかといって、海外転職など、そう簡単には出来ない。テロの影響で、以前にもましてビザ取得は困難だ。 じゃあ、どうすればいいのか? くすぶっている人が多いとは言っても、人生を楽しんでいる人ももちろんたくさんいる。そんな人に共通するのは「志」を持って生きているということだ。 「せっかく海外で習得した知識・経験を既存の社会で生かせないのなら、生かせるように変革していくしかない。」 そう考えて、実際に実行に移している人は少なからずいる。そういう「志」を持っている人は自然にどこかでつながっていき、ネットワークが広がりつつある。 日本は昔から外圧によってしか変革が起きてこなかった。 黒船来襲後の明治維新しかり、敗戦後の経済大国化しかり・・・。 バブル崩壊が近代第三の変革期であるとすると、まだ日本に「変わろう」という意識が出てきていないのは絶望的といえる。 しかし、ピンチはチャンス。 今こそ海外帰国者が「内なる外圧」となって、日本を変革していくときである。それが出来ないのであれば、海外に行った意味はない。 くすぶっている場合ではない!