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第42回 個人としての自分と向き合う

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2003年10月6日
  • 読了時間: 2分

転職を考えレジュメを作成しようとするとき、ひとはいやでも個人としての自分と向き合うことになる。自分は何をやりたいのか?自分には何が出来るのか?・・・・ここで真剣に考えるひととそうでないひととの差は大きい。それは将来に取り返しのつかないほどの差を残す。 いま、日本は景気が悪い。そんなことは誰でも知っている。 しかしその事実の受け止め方には大きな差がある。 よく私にこんなことをいう人がいる。「これだけ経済がどん底のときに起業したら、景気が回復したときには大成長するだろうねー。」冗談ではない。私は景気が回復するなんて前提で起業なんかしていない。むしろこのまま日本が衰退していくことを前提にしている。自分の成功を他人任せ、景気任せになんかには出来ない。 楽観的なことが悪いとは言わない。悲観的になるよりずっとましだからだ。しかし、将来を考えるとき、希望的観測を前提に計画を立ててはいけない。人任せにしてはいけない。 日本は敗戦後、米国に頼りっきりのまま今日まで来た。国家としての原理・原則である憲法まで米国製。そのツケがいま回ってきている。 私が独立する前に勤務していた会社は倒産した。いわば敗戦である。そのとき思ったのは、また別の組織に入って、その組織の決めたこと、その組織から与えられることに沿って生きていくことが自分にとってどういうことなのかということだった。その会社が上手い具合に成長して、給料もそれにそって上がっていくかもしれない。ちょうど高度成長期の日本のように。しかし、その日本の現状がこれなのである・・・。自分の頭で考えて行動しておかないと、どん詰まりに行き着くのは明白なのである。 個人としての自分と向き合うと言うことは、口で言うほど簡単なことではない。しかし向き合わなければ、成長はない。 自分と向き合い、自分が生きていくうえでの原理・原則は自分で決める。 転職は個人としての自分と向き合ういい機会である。これを無駄にしてはならない。

 
 
 

2023年
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