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第63回 状況判断

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2004年4月6日
  • 読了時間: 2分

今回の人質事件。 いくら志が立派でも、時期を誤るとこういうことになる。 志と共に状況判断が問われる。 同じことは人質家族を非難した人にも言える。 自分の家族が3日以内に焼き殺されると聞かされて冷静でいられる人なんていない。 まして目の前には100人を超える記者と何十台ものカメラ・・・。 そんな家族の置かれた状況を理解せずに、いくら正論ぶって非難しても、それはダメだ。 いくら正論でも状況判断が問われる。 最悪なのは家族に対して嫌がらせをした人たち。 今回盛んにメディアに登場する「自己責任」のかけらもない。 自らの言動に責任を持つのであれば、自分の名前をちゃんと名乗って非難行動をしろ。 これは状況判断以前の問題だ。 状況判断さえ誤らなければ、ジャーナリストは別として、あとの2人の活動は非難される類のものではない。 もし今回の事件が起きず、無事に活動を終えていたとしたら、 メディアは、国民は、彼らの活動をどう評価していたか? とても非難の対象になっていたとは思えない。 メディアも国民も、そんなもの。 そのときどきの状況によって物事を判断する。 だから最終的に重要になってくるのは、それぞれが自らの判断基準となる軸を持っているかどうか。 そんな軸を持っている人なんて、そんなにいるとは思えない。 もし自分が人質家族だったとしたら・・・、 もし2人が事件に巻き込まれず帰国して、活動成果を発表していたら・・・、 自分がどう反応したかを想像してみるといい。

 
 
 

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