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第66回 目的を見誤るな!

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2004年5月11日
  • 読了時間: 2分

小学生から中学生にかけての頃、プロレス雑誌のカメラマンになろうと思っていた。 なぜか? いつもリングサイドで試合が見れるからだ。 でも、あるとき、地元に巡業に来たプロレスを見に行き、その考えの問題点に気づいた。 それは試合中、カメラでパシャパシャ撮っていたときのこと。 友達が興奮して叫んだ。 「すげー、見た、今の?迫力あるなー!」 見たけど、ファインダー越し・・・。 撮るならやっぱり必殺技の瞬間でないとダメだから、技が出そうになるとカメラを構えてしまうのだ。 ここでジレンマが生じた。 そう、つまり 「写真を撮ろうとすると、必殺技の瞬間を自分の目で見れない・・・」 しかも追い討ちをかけるようにその友達は言った。 「あとで撮った写真くれよな」 自分で写真を撮るということにももちろん意味はある。 でも、子供心に違和感を感じた。 「何か損してるな、俺・・・。」 ついでにいうと、リングサイドで見たければ、お金を稼いで高いチケットを買えば済む。 試合を間近で見るという目的はそれで達成される。 同じ様なことが留学中にもあった。 友達と車で大陸横断の旅をしていたときのこと。 フロリダのあたりで景色のいい海岸線を走る道があり、 事前に地図で見ていて「ここは俺が運転する」と決めていた。 そしていざその道に入ると、友達が感嘆の声を上げ始めた。 「すげー、むちゃくちゃ景色いい!」 運転中だから、じっくり見れない。 「よそ見すると危ないからな!」 こんなはずじゃなかったのに・・・。 目的をしっかりと決めて、それを達成するためにはどうするのが一番良いのかをイメージしておかないと、こういうことになる。 それは日常生活でもビジネスの現場でも同じことだ。

 
 
 

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