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第67回 独立精神

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2004年5月16日
  • 読了時間: 2分

最近、化粧品会社を設立したばかりの現役モデルの女性社長がよく言う。 「会う人みんなに言われる。銀座でお金貯めたの?パトロンいるんでしょ?って・・・。」 世の中、失礼な奴というか、常識のない奴が多い。 でも彼女はこう言って笑い流す。 「そうだったら悠々自適でいいわねー。」 でも本心ではそんなこと微塵も思ってはいない。 “雇われ社長”には自由がないということを知っているから。 これまで何人もの社長と会ってきたけど、彼女のような独立した社長と比べて、 子会社の社長とか、オーナーが別にいる“雇われ社長”は何かが違う。 話をしてても中途半端。 独立精神が伝わってこないことが多い。 むかしアメリカに行ってはじめて感じたのが、やはり独立精神。 街中のいたるところに星条旗がはためいているのを目にして、 「この国は自分たちが創り上げている」 という気概を感じた。 日本では何と言うか 「もともとあった国に生まれてきた」 という感じがあるから、そういう気概がないように思う。 でも少しずつ変わりつつあるかもしれない。 バブル崩壊までは、一つの企業に一生勤めるのが普通だったけど、いまは違う。 どんな大企業でも、いつ倒産するかわからない。 永続性が保障されない。 だから、会社に勤務するという概念が変化している。 そしてその変化が国家観にも影響を及ぼす。 なにしろ日本が破産する可能性だって無きにしも非ず。 そうならないためには、日本人も 「この国は自分たちが創り上げている」 という気概を持たないとダメだ。 そういう気概のない奴が多いから、独立した人間に対して 軽々しい言葉を発してしまう。 とくに男。 日本が破産したら、どうなるのか?そのとき何をすべきなのか? 今のうちから考えておいた方がいい。 そうすれば少しは独立精神も芽生えてくるはず。 ちなみに彼女も共同設立者の女性役員も私と同じ広島出身。 むかしから広島出身者は独立精神が旺盛。 そして地味でも一生懸命。カープの選手ように・・・。 頑張ろうぜ!

 
 
 

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