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第71回 譲れない線

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2004年6月23日
  • 読了時間: 2分

人間は弱い生き物。 自分の中に「ここからは譲れない」という線を引いておかないと ずるずると自分の望まない方向に引き摺られていってしまう。 最近、人材紹介ビジネス上、非常に腹立たしいことがあった。 久々に「キレた」感じだったが、相手は何とも思っていない。 責任を感じるわけでもなく、「こんなこと普通のこと」と言わんばかりの対応・・・。 確かに業界においては「普通」のことなのかもしれない。 でも関係している人間の心を思えば、「普通」ではないことは明白。 なぜなら、自分が同じことをされたらいい気分がしないからだ。 人は仕事をしているとき、 同業者はどう考えているのか?とか 同業者はどう行動するのか?とか そんなことに気をとられる。 でも、同業者の動向というのは実は基準にも何にもならない。 基準となるのは、自らがその仕事をやるに当たって、 いかなる「志」を持って取り組もうとしているかのみだ。 「同業者も妥協して同じことを受け入れてるんだから、いいか・・・」 なんて考えて仕事をしている奴なんて、先が見えている。 人材紹介会社は都内だけで数千社。 企業にとってみれば、どれもワン・オブ・ゼムなのかもしれない。 でも、だからといって、同業者が普通に受け入れていることを 私が受け入れるのが当然と思われるのは大きな間違い。 いくら有名企業といえども、付き合う筋合いはない。 企業の人事部も人材紹介会社も、やっているのは人間そのものを相手にする仕事。 人の心を理解しようともせず、平気で仕事に妥協する奴は関わらない方がいい。 譲れない線を持っていない奴は、何をやっても成功しないが、 いい加減な対応で人の人生に悪影響を与えるのは犯罪に等しい。 自戒の念も込めて、そう思う。

 
 
 

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