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  • 執筆者の写真Akio Sashima

第72回 ニッポン村社会・・・


少しでも賢い人間は、強い相手に喧嘩を売る。 まぐれで勝ったら儲けものだし、たとえ負けても 「あんな強い奴に喧嘩を売ったなんてすごい」 と賞賛されるからだ。 でもそれも時と場合によるのは当然のこと。 負けても賞賛されるだけて終ればいいが、 強い敵に喧嘩を売ると、その周りのたくさんの取り巻きをも敵に回す危険がある。 そうなったら、タダでは終らない・・・。 とくに日本という村社会において、権力に楯突くと 想像以上の仕打ちを受けることがある。 完膚なきまでに叩きのめされる。 そこには正義も何もない。 世の中では、常に正論が通るということはない。 人間が社会を作り上げている以上、何事もそのなかで権力を持った一部の人間の意向に左右される。 そこに万全の対策なしにストレートを投げ込むと、ホームランを打たれるどころか、 強烈なピッチャー返しを顔面にくらってしまう。 かつてイケイケのベンチャー社長もその餌食になった。 最近のニュースを見ながら、つくづく思う。 権力に楯突く人間を、マスコミは最初は持ち上げるかもしれないが、 ちょっと何か風向きが変わると、一気に落とす・・・。 その裏にある権力闘争は伝えない、というか、伝えられない。 マスコミ自体が村社会の一部だから。 最初に戻ると、強い人間に喧嘩を売るのは賢いかもしれないが 必ずしも頭がいいとは言えないということ。 叩きのめされない体制を整えていない限りは・・・。

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