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第73回 人生で一番怖いこと

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2004年7月6日
  • 読了時間: 2分

むかしシティー・スリッカーズという映画があった。 内容は3人の冴えないサラリーマンがカウボーイ・ツアーに出かけて 人生の意味を考えていくというものだったが、 記憶に鮮明に残っているのが、主人公が最後の場面で言ったセリフだ。 「人は何のために生きてるんだ?」と聞かれて 「(人差し指を突き出しながら)ただ一つのことのためだけに生きてるんだ。 それをまだ見つけていなかったら見つけるために生き、 見つけたらそのためにとことん生きるんだ」 まだアメリカに行く前の四畳半時代に観たけど、 「あー、なるほど」と妙に感心した記憶がある。 いま、人材紹介の現場で、色んな世代の人に 「将来的に何がやりたいんですか?」 と聞くことが多いけど、はっきりとした答えを持っている人はあまりいない。 転職を考えているのも はっきりした目的があるというよりも 今の会社や仕事に漠然とした不満があるだけだったりする。 そして、転職先探しの基準になるのも 「これまでこんなキャリアを積んできたから、こういう方向で・・・」 と言うけど、それが本当に自分のやりたいことなのか ということが実はわからない。 もちろん、採用する企業側の基準が 「こういう(専門的な)経験を最低何年以上」 とかだから、いくらやりたくても採用してもらうのは至難の業なのも事実。 だけど、本当にやりたいビジネス、本当にやりたいことがあれば、 過去を捨てて取組むべきだし、企業側もその「思い」を組むべきだと思う。 奇麗事なのかもしれないが、やはり本当にその仕事をやりたい人というのは ものすごい力を発揮するはずだし、別に好きでもない仕事を惰性でしている人なんかに 負けるとも思えない。 お互いにWin-Winの関係になれるはず。 それにしても、あらためてつくづく思うのは、 人生で一番怖いのは 「やりたいことがわからない」ということだ。 なにしろ何のために生きているのか、わからないのと同じことなのだから・・・。

 
 
 

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