top of page

第87回 楽しく生きる

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2004年11月24日
  • 読了時間: 3分

最近、イタリア絡みの仕事がいくつか入ってくるので一度、イタリアに行ってみようと思って ミラノにいる友人に連絡をしてみた。 すると、「来るんだったら、早めにしてくれ。俺はいまクック諸島でパソコン教室を始める計画を練ってるから」 という返事。 クック諸島でパソコン教室!? いつも何を考えてるのかよくわからない奴だと思っていたけど、さすがにこれには苦笑してしまった。 一般論として、イタリア人には「お気楽」なイメージがある。 悪く言うと「いい加減」。 でもそれで国家が成り立ち、世界に誇る文化を持ち、人々が楽しく暮らしている。 うらやましいことこの上ない。 日本人ももっと楽しく生きたほうがいい。 転職相談に来る人というのは、今の仕事が楽しくないからやって来る。 もっと楽しい仕事がしたいという欲求があるのだから、それはそれでいい。 でも楽しい仕事なんて、実はそんなにないというか、簡単に見つかるようなものではない。 だから楽しく生きたい人は独立をする。 ちなみに人材紹介コンサルタントをやっていると、 この仕事をする上での最大かつ最低の条件は 「自分が仕事を楽しんでいること」 以外にないと思える。 仕事を楽しんでない奴から、 「あなたにはこの会社のこの仕事はどうですか?」 なんて言われたくはないからだ。 仕事を楽しんでないコンサルタントなんて 年金未納なのに他人に「年金払え」と言った政治家や 英語が喋れない英語教師と同じだ。 かといって独立が「楽」なわけはない。 でも楽しいのは、自分の考えで仕事を進められるからだ。 そして毎日、新しい発見とか出会いがあるから、自分が成長していく。 それがないと、楽しく生きることなんて出来ない。 冒頭のイタリア人の友人は、一見、お気楽に生きているように見える。 これまでアメリカ、日本、中国とフリーで仕事をしながらフラフラしてきて、今度はクック諸島・・・。 でも凄いのは、必ずその国の言葉をマスターしていること。 そのやり方も凄い。 アメリカで英語を学びながら、日本人のガールフレンドを作って、英語で日本語を学ぶ。そして日本に来ると、今度は日本語で中国語と韓国語をマスター。さらに中国に行くと、中国語でロシア語を習得・・・。 フラフラしながら、凡人には出来ない方法で数ヶ国語を身につけているのだ。 そのへんのフリーターとはわけが違う。 楽しく生きる。 それは「楽」を求めるのではなく、日々自分を向上させていく生き方に他ならない。 いやいや仕事をしたって、身につくものなんてたかが知れているのだから。

 
 
 

2023年
外資向けリクルーティングと日本市場参入支援をベースとしつつ、国内の外国人起業家との協業、ヒューミントによる情報調査、そしてお洒落なガテン系のコンテナハウスなどを展開中!

★マーケットエントリー・コンサルティング:外資の日本市場参入をサポートします。主にイスラエル企業にフォーカスしています。

★ブロックチェーン・プロジェクト:海外ブロックチェーン・プロジェクトの日本市場向けプロモーションと、国内プロジェクトのグローバル展開を支援。


★人材ビジネス:2002年から続けているベースとなる事業。最近はほぼ人材紹介というより少数の企業のためにインハウスでのリクルーティング/採用代行がメインです。

★ビジネス・インテリジェンス:海外では諜報機関OBが活躍する業界ですが、その中の大手数社とともに国内外のクライアントのための情報収集業務を行っています。


★コンテナハウス・プロジェクト:世界中のクリエイターが注目するコンテナを活用した建築物「コンテナハウス」。違法なものが多い中、日本で初めて建築許可を取得した2階建てコンテナハウスを皮切りに、日本全国でIron House Tetsuyaブランドとして展開中!

Copyrights (c) Akio Sashima  All Rights Reserved.

bottom of page