top of page
執筆者の写真Akio Sashima

AppsFlyer、モバイル広告効果測定/属性分析の業界標準をめざし、2,000万ドルの資金を調達


モバイル広告効果測定のAppsFlyerが2,000万ドルの資金調達を実施しました。また、AppsFlyerでは2015年に日本にオフィスを設立する予定です。

AppsFlyer、モバイル広告効果測定/属性分析の業界標準をめざし、 2,000万ドルの資金を調達 Fidelity Growth Partners Europeを主幹事に、既存の投資会社である Magma Venture PartnersとPitango Venture CapitalがシリーズBの資金調達に参加 業界をリードするモバイル広告効果測定プラットフォームのAppsFlyerは本日、シリーズBとなる総額2,000万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。今回の資金調達ではFidelity Worldwide Investmentのベンチャーおよびグロース・キャピタル部門で、高成長ビジネスに特化したFidelity Growth Partners Europe(FGPE)が主幹事を務めており、AppsFlyerの既存の投資企業であるMagma Venture PartnersとPitango Venture Capitalが参加しています。今回の資金調達を受け、これまでの資金調達の総額は2,800万ドルに達しました。AppsFlyerは2015年中に日本にオフィスを設立予定です。また、日本の顧客には株式会社gumi、株式会社セプテーニ、バイドゥ株式会社、ココネ株式会社などが含まれます。 AppsFlyerのアジア太平洋地域(APAC)担当バイスプレジデントであるローネン・メンス(Ronen Mense)は、次のように述べています。「今回の投資は、当社の業界での確固たるポジションと当社がモバイル広告分析会社として目指す使命の有効性を改めて実証するものです。AppsFlyerはモバイルマーケターにとって必要な透明性の高い情報を提供し、最も価値のあるお客様がどこから来ているのか、どこに行けばより多くのお客様を得られるのかを把握することで、この業界の大きな課題を解決します。30億人もの消費者がいるアジアでは、その大半がモバイルだけの環境でブランドと関わっており、当社では現在、アジア地域での成長を加速させ、より大きなプレゼンスの構築を目指しています。」 アプリケーションのマーケターや企業のブランド担当者、広告代理店の担当者は、AppsFlyerの「NativeTrackTM」テクノロジーにより、800種類以上のモバイル広告ネットワークとメディアソースを対象に、公平で独立したキャンペーンの効果測定を行うことが可能です。同社のユニバーサルソフトウェア開発キット(SDK)のこれまでのインストール件数は40億件以上に上っており、スマートフォンの10台中9台に搭載されています。現在では、4,000社以上の広告主がAppsFlyerのソフトウェアを使用し、年間10億ドル以上のモバイル広告費の効果測定と分析に活用しています。同社が2014年に追跡したアプリのインストール件数は20億件以上におよびます。 米国市場調査会社のeMarketerでは、世界全体の今年のモバイル広告費は640億ドルで、2018年には1,580億ドルに達すると予測しています。多くの広告主は、キャンペーンの効果測定が困難であることから、依然としてモバイル広告に対して慎重です。AppsFlyerは、ペイド、オーガニック検索、口コミ、ソーシャルのすべてのメディアソースを対象に、モバイル広告の効果測定、分析、最適化を行うことができる包括的なソフトウェアツールのスイート製品を提供することで、こうした課題を解消しています。 AppsFlyerのCEO兼共同創設者のオーレン・カニエル(Oren Kaniel)は次のように述べています。「当社の使命は、広告主の皆様に公正な情報を活用いただくとともに、より高度で効果的なモバイル・マーケティングを実施する上で必要なマーケティングのツールボックスを提供することです。2011年の設立以来、当社は大きな成長を遂げており、今回のFidelityからの投資についても非常に嬉しく思います。これによって、今後も自社プラットフォームの中立性を維持するとともに、業界待望のモバイル広告向けSaaSプラットフォームの開発を進めることができます。」 AppsFlyerは、Facebook、Twitterの公式モバイル測定パートナーであり、Mizpanel、Swrve、Game Analytics、deltaDNAをはじめとする、分析、自動化、デリバリーの分野で業界をリードする多く企業とも直接連携しています。また、Starcom Mediavest、OMD、Dentsu Aegis、Fetch、M&C Saatchiなど、業界をリードする広告代理店十数社とも連携しており、昨年夏に発売された「AppsFlyer for Agencies」ソリューションは、各代理店のお客様の広告キャンペーンの投資対効果(ROI)や定量的な指標(KPI)の最適化を実現する製品として高い信頼を得ています。 AppsFlyerは昨年12月に独自のオールインワン型スマート・ディープリンク・ソリューション「OneLink」を発売しました。これは、EメールやWeb、検索、モバイルおよびペイドメディアを含む全てのプラットフォームとメディアを対象にアプリ・マーケティングを簡素化するもので、マーケターを支援しています。 資金調達ラウンドの一環として、AppsFlyerの取締役会にFGPEのガウラブ・トゥリ(Gaurav Tuli)氏が参加する予定です。ガウラブ・トゥリ氏は、次のように述べています。「競争の激しいアプリ市場で、モバイルマーケターの成功を支援するプラットフォームを開発し、モバイル業界に提供することで、AppsFlyerは独自のポジションを確立しています。AppsFlyerがこれまで培ってきた経営陣、技術基盤、けん引力は素晴らしいものであり、同社が今後数年間にわたって市場をリードし続けられるよう、大規模な投資を実施できることを光栄に思います。」 AppsFlyerは、今後、広告、マーケティング、リターゲティングのキャンペーン効果をマーケターが測定できる新ツールなど、製品群の開発を加速するために研究開発部門に投資します。また、サンフランシスコ、テルアビブ、北京の既存のオフィスを補完するため、世界中に新しいオフィスを開設し、国際的なビジネスの拡大を目指します。さらに、急速に進化するモバイル広告環境を理解し、重要なインサイトや教育を提供するナレッジセンターへの投資も予定しています。 (以上)

AppsFlyerについて AppsFlyerは、業界をリードするモバイル広告効果測定プラットフォームです。AppsFlyerを利用することで、アプリマーケター、企業のブランドや広告代理店の担当者はFacebook、Google、Twitterなどで展開される800種類以上の統合モバイル広告ネットワークを対象に、キャンペーンの効果を測定し、自社のマーケティング投資を最適化できます。キャンペーンのROI、ライフタイムバリュー、リテンションレポート、属性分析、世代分析、リターゲティング、スマート・ディープリンクなど、マーケティング投資から最大のリターンを引き出す上で必要なツールはすべて、単一のリアルタイム・ダッシュボードから利用できます。AppsFlyerプラットフォームは現在、年間モバイル広告費10億ドル以上、モバイルアプリの月間インストール件数2億5,000万件以上を対象に効果測定を行っています。主な顧客企業には、Baidu、Foursquare、Hipmunk、Mail.Ru、YPlanなどが含まれています。より詳細な情報はwww.appsflyer.com(英文)をご覧ください。 Fidelity Growth Partners Europeについて Fidelity Growth Partners Europe(FGPE)は、大規模ビジネスの構築を目指すテクノロジー起業家に投資を行うベンチャーおよびグロース・キャピタル企業です。FGPEは、Fidelityの所有する長期資本と40年間におよぶベンチャー投資の伝統に支えられた、グローバルなファンド・ネットワークを構成しています。充実したグローバル・ネットワークによる協調的なアプローチを連動させることで、Fidelityはこれまで、米国ではAtariやNuance、アジアではAlibabaやWuxi Pharma Techなど、世界的な成功企業を支援してきました。FGPEの欧州での実績には、Curam(IBM)、Newbay(RIM)、GoodData、InnoGames、Wahanda、Notonthehighstreetなど、市場リーダー各社への投資が挙げられます。FGPEは現在、欧州の急成長中のテクノロジー企業の支援に特化した、1億ポンドのファンドに投資を行っています。より詳細な情報はwww.fgpe.com(英文)をご覧ください。 Magma Ventures Partnersについて Magma Venture Partnersは、情報通信技術分野を対象とする、業界をリードするアーリーステージのベンチャーキャピタル投資企業です。Magmaの主な投資分野は、モバイル、サイバーセキュリティ、クラウド、ビッグデータ、広告テクノロジー分野におけるSaaSとニューメディアです。近年では、DesignArt Networks(2012年にQualcommが買収)、Waze(2013年にGoogleが買収)、Onavo(2013年にFacebookが買収)、Provigent(2011年にBroadcomが買収)、Wintegra(2010年にPMC Sierraが買収)の売却を手がけました。より詳細な情報はwww.magmavc.com(英文)をご覧ください。 Pitango Venture Capitalについて Pitango Venture Capitalは、1993年よりテクノロジー分野の起業家を対象に投資を行っています。イスラエルと米国シリコンバレーにオフィスを置いており、IT、ライフサイエンス、クリーンテックへの投資を行うステージ横断型ファンドです。現在の運用総額は出資約束金ベースで16億ドルを上回ります。その180社を超える投資実績のうち、株式公開を果たした企業としては、RADWARE、Retalix、CardGuardなどが、買収に至った企業には、dbMotion(AllScriptsが買収)、superDimension(Covidienが買収)、Anobit(アップルが買収)、VideoSurf(マイクロソフトが買収)、ProvigentおよびDune Networks(Broadcomが買収)、Convergin(オラクルが買収)、Optonol(Alconが買収)などがあります。より詳細な情報はwww.pitango.com(英文)をご覧ください。

閲覧数:6回0件のコメント
bottom of page