タイトルで釣ってみました。
以前、デジタル系のマーケティング関連の展示会に行った時の話。
実践事例を紹介する大企業から外資系ベンダーまで、参加者は多様なものの、普通に考えて、マーケティングのプロが出展して、マーケティングのプロが来場するイベント。
そこでイスラエルから来ていたパートナーたちと一緒にいろいろ見て回っていたら、「これからOO社様のトークショーがあります。その前にステージでOOダンサーズが踊ります!」と呼び込んでいる人がいた。ステージ前には25人くらい座れる。イスラエル人たちが「何?ダンス?見たい!」というので、一番前にとりあえず並んで座っていたら、セクシーな衣装のダンサーズが踊りだした。あとで聞いたら、そこそこ有名なグループらしい。
そして、そのダンスが終わったら、パートナーたちはさっさと行ってしまった。私は律儀なので、そんな失礼なことはできない、というか立ち去る勇気がない。一人、最前列に取り残され、あまりというか全く興味のないトークショーを20分くらい聞かされる羽目に。。
これって、マーケティング的にどうなんでしょう?
トークショーの中身に興味を持つ人たちを集客しないと、まったく先につながらないのに。。しかもここは「マーケティング」の展示会なので、ブラックジョーク以外の何物でもない。
採用においても同様で、「自社での仕事に興味のある人」を集めなければ意味がない。当たり前の話のはずが、よく見てみると、案外できていない会社も多い。
「まずは質より量」という人もいるし、そこに一理ある場合もあるけど、実際は「量より質」にしないと、採用担当者にとって無駄な仕事が増えるだけのはず。
その点、これはシナジーマーケティングさんのブログで紹介されていますが、三幸製菓さんがかなり思い切って方向転換して成功されているようです。
「応募者数=内定者数という理想を目指して」いるところが凄いです。まさに全打席ホームランといったところでしょうか。
最初から無理だと思わずに、その姿勢で臨んで初めて結果につながっていくはず。見習っていきましょう。
そういえば、ダンサーズを見る時は、最前列だと目のやり場に困るので、後ろに立って腕でも組みながらさりげなく見る方が良いです。