ビットコインの土台技術となっているブロックチェーンは、世の中の仕組みを根本から変える「インターネット以来の発明」と言われています。でも、具体的にそれが何なのかよくわからない。
世の中が仮想通貨の「投機」にばかり目を向けているなか、このブロックチェーンが実現する世界が何なのかをいち早く見通すためには、自らが関わっていくのが一番ということで、すでに2014年からスタートしているプロジェクトBitBayのJapan Community Managerのタスクを引き受けてみました。
BitBayが実現するのは、中央管理者/仲介者の不要なマーケットプレイス。簡単に言うと、みんなで運営するイーベイ/ヤフオク/マルカリ/アリババ/アマゾンマーケットプレイスといったところです。「みんなで運営」するので、誰かに手数料を取られることはありません。しかも、BitBayが提供する「Double Deposit Escrow:二重預託金エスクロー」の仕組みにより、「代金を振り込んだのに商品が送られてこない!」とか「商品を送ったのに代金が振り込まれない!」という問題がなくなります。しかも手数料なしで!
だいたい10%とかの手数料を取られても上記のような問題が後を絶たないのが現状です。
それを無料で解決してしまうのが、ブロックチェーンという技術(そしてBitBay)の凄さです。
ちなみに取引できるのはモノだけではなく、不動産、そして日本だとクラウドワークスのようなサービスの取引にも利用できます。相手が信用できるか出来ないかは全く関係ありません。それが「トラストレス」の世界。しかも手数料なし。
そして、BitBayは企業ではなく、コミュニティーです。
そこも面白い点で、これが何を意味するのかを理解することが、ブロックチェーンとか仮想通貨(暗号通貨)の本質を理解することにつながっていきます。
野口悠紀雄氏による「入門 ビットコインとブロックチェーン」でも、エアビーとかウーバーも過渡期のサービスで、そもそもブロックチェーンを使えば、中央管理者である「運営企業」はふようになると書かれています。それが「なんで?」なのかを理解するのとしないのとで、将来設計が変わってきそうです。
いずれにしろ、何かを習得するのに最も手っとり早い方法は、自らが末端でもいいから直接かかわってみることです。
乞うご期待!