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  • 執筆者の写真Akio Sashima

「イスラエルとユダヤ人に関するノート」佐藤優・著


同志社大学神学部出身で元外務省主任分析官・作家の佐藤優氏は、日本の行く末を案じて中東と世界情勢を分析するとき、日本人にイスラエルとユダヤ人への正しい理解が、今こそ不可欠だと説く。

 「本書で私(佐藤)は、イスラエルとユダヤ人から学んだ事柄を記した。イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解から、日本国家と日本人が生き残るための知恵を学ぶことが、私が本書を著した目的である」(「まえがき」より)

佐藤氏は「イスラエル支持は、日本の国益に資する」と説く。

①イスラエルは、自由、民主主義、自由経済という日本と共通の価値観を持つ。イスラエルが消滅するようなことになれば、中東は日本や欧米とはまったく異なる価値観を持つ地域になる。それはエネルギー輸入を含め、日本の国益を毀損する。

②日本のインテリジェンス機能を強化するためにイスラエルと提携することが日本の国益に適う。モサドの人材養成術や分析法を習うべき。

③ロシアとの北方領土交渉の絡みで、正確なロシア情報を入手できる人材がイスラエルにはいる。冷戦崩壊以降、ソ連からイスラエルに移住したユダヤ人がたくさんいるからだ。

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