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  • 執筆者の写真Akio Sashima

第119回 自信を持って人に語れるビジョンを持て!


こんな有名な話がある。 ある人が建設現場を通りがかったとき、そこで働いていた3人の男に 「何をやってるんですか?」声をかけた。 一人目は「見てのとおり、ブロックを積んでいるんですよ」と面倒くさそうに答えた。 二人目は無表情に「塀を作ってるんです」と答えた。 そして、楽しそうに働いていた3人目の男は笑顔でこう答えた。 「世界一の大聖堂を作ってるんですよ!」 3人とも同じことをしているのに、これだけ違う。 相変わらずうちには「英語を使って仕事がしたい」という人が多く登録してくるが、 それだけしか考えてない人は、仕事場で「何をしてるの?」と聞かれて、どう答えるのか? 「英語を使って仕事をしてるんです」 というのであれば、「ブロックを積んでるんです」 と大差ない。 年収アップだけに固執する人も同じ。 「生活費を稼いでるんですよ」なんて答えるしかないのであれば悲しすぎる。 いつも生き生きと仕事をしている人は、必ず仕事に対する思いや志を持っている。 だから、ちょっとぐらい嫌なことがあっても笑い飛ばすことができる。 「やっぱり人生にはこんな嫌なことも起きないとつまらない」と。 登録者の転職理由で結構多いのに 「上司を見ていると、10年後の自分がああなるのかと不安になる」というものがある。 でも、それは上司のどの部分を見て言っているのか? もし「世界一の大聖堂を作ってるんだ!」というようなビジョンを持った上司が一人も いないのであれば、それはしょうがない。 でもただ単に上司が「安月給」とか「毎日残業している」とかが理由なのであれば、 転職したって何も変わらない。 どこだって似たようなものだかから。 そんなことを考えて悲観的になるより、 自分は一度の人生のうちで、何をやりたいのかということを真剣に考えたほうがいい。 もしそれが今の会社で実現できないのであれば転職を考えてもいい。 上司がどうこうとかは何の関係もない。 自分の「世界一の大聖堂」が見つかれば、 いま何をすべきなのかがクリアに見えてくる。 そうすれば、目の前が一気に明るくなるだろう。

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