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  • 執筆者の写真Akio Sashima

第125回 信頼関係を築け!


人材紹介ビジネスでもっとも重要なのは信頼関係。 これなくして行う人材紹介には、何の社会的意味もない。 でもそれを理解せずにコンタクトしてくる人材は多い。 というかどうも感覚的には急増しているように思える。 たとえば、ただ単に情報だけを得ようとしてくる人がいる。 やたらと電話をしてきて、 「サイトに乗ってるあの案件はOO社のものですよね?」とか、 「御社はOO社と付き合いがあるようですが、最近の調子はどんな感じなんでしょうか?」とか、 答える筋合いのないことが多い。 会ったことも、どこの誰かもわからない人に話す内容ではないからだ。 挙句の果てには、 「時間がないので御社に面談に行く時間がないので、直接企業に面接を設定してください」 なんていうトボけたヤツまでいる。 こういう人は無理に面接に来てもらったとしても、だいたい80%以上の確率で時間に遅れてくる。 しかも遅れるという連絡さえしてこない。 こういう人たちは、ハッキリ言ってしまうと、どこへ行っても成功しない。 自分の利用しようとしているサービスの本質を理解しようとせず、 ただ単に自己中心的に動いているだけだからだ。 そもそも転職理由の大部分を占めるのは「人間関係」である。 その人間関係とは、信頼関係と置き換えてもいい。 ひとたび、職場で信頼関係を失えば、もはや居場所はない。 そして、その喪失の原因が自分であるのにもかかわらず、そこから目を背け、 反省することなくして「職場を変えれば解決する」という甘い考えでいるから 何度も転職を繰り返す羽目になる。 何度も言ってきたことだが、人材紹介ビジネスにおいては、人材からは一円たりとも お金をいただかない(というか頂けない法律になっている)。 ということは、人材エージェントはどうしたってクライアント側の立場でものごとを進めてしまいがちなのは 経済論理上当たり前の話。 そこをいかにして自分に有利に動いてもらうかを決めるのは、どれだけ真摯に人材エージェントと 接するかにかかってくる。 情報が無秩序に氾濫し、ネット上の情報だけに頼りすぎてしまう人が多すぎる時代になっている。 だからこそ人材業界の限らず、プロの存在価値がますます重要になってきている。 そして、プロはいい加減な人は相手にしない。 それを肝に銘じて行動しないと、ロクな目にあわないだろう。

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