最近、「気」について色んな本を読んでいる。 そんなことを言うと、「また怪しいことを言って・・・。おかしな方向へ行ってるんじゃないか?」 と思われるかもしれない。 でも、よく考えてみて欲しい。 気をつける、気が狂う、元気、気配、気が付く、気分がいい、気持ちがいい、気分が悪い、 気にするな、気が合う、気味が悪い、気立てがいい、気が利く、気が抜ける、気合を入れる、 気になる、病気、空気、気が滅入る、気が動転する、・・・・・・ これだけ「気」というものが周りにあるんだから、それについてちょっと深く考えてみよう というのは特に変わったことではない。 というより、考えてみないほうがおかしい。 では、「気」とは何か? そんな専門的な話は置いておくとして、 普通に経験することとして、会った瞬間に「気が合う」人がいる。 それはなぜだかはわからないけど、どこか波長が合っていると感じる。 あと、ちょっと飛躍するかもしれないけど、 昨年イギリスかどこかの教授が「テレパシーが存在する」というリサーチ結果を発表して ニュースになっていたのも、この「気」と関連しているのかも。 ちょうど思い浮かべていた人から電話がかかってくるというのは、 その人の「気」が伝わってきているからという考え方。 そんな「気」は神経を研ぎ澄ますせれば澄ますほど高まる。 かつてベンチャー勤務時代の社長がそうだった。 ベンチャーキャピタルからの資金調達活動をしていたある日、最大手の担当者が 結論を持って来社してくる予定があった。 その前に経営会議をしていたところ、社長がいきなり「あいつが来るぞ」と言う。 まだアポの時間の2時間ぐらい前。 みんな「???」という感じでいたら、なんと本当にその担当者が時間を無視してやって来た。 しかも悪い知らせを持って・・・。 たぶん社長はその「気」を感じ取っていたはず。 考えれば考えるほど、「気」は面白い というか、「気」を極めれば、なんだか人生が楽しくなりそう。
Akio Sashima