タレントプールへの登録者を呼び込むための有効な施策の一つが、イベント開催です。
エンジニアの場合、ハッカソンや勉強会などを開催して、「自社」というよりも特定の「技術」分野に興味のある人材を集めて、そこから徐々に採用につなげていく仕掛けです。
すでにこういった技術者向けイベントを開催している企業は多いですが、参加者リストを作るだけでは宝の持ち腐れです。イベント後に自社タレントプールに登録してもらい、イベントでは聞けなかった質問などをチャットでやり取りしつつ、有望な方には個別に会って話す機会を設け、採用につなげていければベストです。もちろんその役目は、人事ではなく技術部門の方が担うことになります。
また変わった施策としては、毎年行う「新卒向け会社説明会」に、自社に興味のある社会人も参加可能にするという手もあります。これは特に第二新卒など、若手人材には有効です。
イベント開催というのは、とにかく自社との接点を持ってもらうことが目的です。普通に働いていて転職を考えていない人が「中途採用説明会」に来ることはほぼないですので、何らかの形で参加しやすいイベントを開催することが大事です。
こういったイベントがどんどん開催されるようになると、いい意味での人材の流動化が促進されると思います。