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第29回 はったりの後始末

  • 執筆者の写真: Akio Sashima
    Akio Sashima
  • 2003年5月25日
  • 読了時間: 2分

ある人から聞いた話。 かつて、某有名出版社で新卒採用面接の際に一人の学生がこんなはったりをかましたらしい。 「私は英語のみならずフランス語、中国語、ロシア語も出来ます。」 それが効いたのか彼は無事に採用された。実際は英語しか出来ない。 そしてある日、彼に上司から声がかかった。 「このロシア語、訳してくれ。」 さあ、どうしよう・・・。 まさかロシア語の訳の仕事なんてあるとは思っていなかった。 とりあえずその場を切り抜けるため、「わかりました!今はちょっと急ぎの仕事が立て込んでますので、今晩うちに持って帰ってやってきます!」と威勢良く答えたものの、ロシア語なんてさっぱり出来ない。 そこで考えた。 「外国語大学に問い合わせて先生に翻訳してもらおう。」 後日、無事に完璧な訳を提出し一件落着。 上司にしてみれば、完璧な訳さえあれば、それが誰に訳されたものかなんてどうでもいいことである。 こういう機転の効く人のことを仕事が出来る人と言う。 ここでくそ真面目に「実はロシア語できません」なんて言ってもしょうがないのである。 はったりをかますのはいい。 それでチャンスを掴む人はたくさんいる。 問題は、その後始末をきっちり出来るか否かだ。 ちなみにその彼は今、重役にまで登りつめ、辣腕を振るっているらしい・・・。

 
 
 

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