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  • 執筆者の写真Akio Sashima

第37回 本質を読み取ることの重要性


最近、言葉尻を捉えてギャーギャー騒ぎ立てるニュースが多い。 騒いでいる人たちは自分が正しいことをしていると思っているのだろう。 確かに言っていることに間違いはない。 ただし、そこには本質的な議論が全くない。 ただ単に言葉尻を捉えて浅はかな主張を述べているに過ぎないのである。 そこに主義、主張はあっても、正義はない。 社会に対して何の役にも立たないのだから・・・。 誰かが言ったことをその言葉どおりに受け取る。 それが別に悪いとは言わない。 ただその言葉の裏にある本質を読み取らなければ、意味がない。 木だけを見て森を見ないのでは駄目なのである。 ニュースを伝える人間の教養が試される。 失言だと思うなら徹底的に追求すればいい。 数日間だけ騒ぎ立て、あとは知らん振り。 とても教養があるとは思えない。 社会に対する自分の役割をまったく把握していない。 毎日、様々な事件が次々と起こる。 一つ一つのニュースにあまり深く関わっている暇がないという事情もあるだろう。 どうしても最新のニュースに人々の関心が集まる。 だからスピード=速報性重視=表面的な情報のみのニュースに走ってしまう。 しかし、地震などの災害ニュースならまだしも、普通のニュースを人々に早く伝えたところで別に何の意味もないはず。何の影響もないのだから。 もっとも本質を伝えてくれることを期待する方が無理な話なのかもしれない。 自分で読み取る努力をする方が賢明だろう。 世の中で成功するには、そんな読み取る能力が要求される。本質の周りに散りばめられた表面的なことに気を取られていたのでは成功なんておぼつかない。表面的な情報を上手く利用する奴にいい様に使われてしまうのが関の山なのである。気をつけよう。

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